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アートのある暮らし

芸術全般に関して関心を持ったことを書いています。

「ドリフターズ」が面白いよ、という話。

漫画

 この漫画は、現在進行中でアニメ放送もされているのですが、歴史が好きな人にとっては大変楽しめる漫画だと思います。

 まず、物語の設定が独特で、歴史上の人物たちが、「ロード・オブ・ザ・リング(J・R・トールキン作)」の舞台の様な異世界に召喚されるのです。

 主人公は、島津豊久織田信長那須与一の三人がメインです。召喚された人物は「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれています。
 三人は、人間が支配する帝国に虐げられる亜人(エルフやドワーフ)を解放し、そのまま「国奪り」を始めてしまいます。

 一方、この異世界に召喚される人物には「漂流者」とは別に「廃棄物(エンズ)」と呼ばれる人々もおり、それらが黒王を中心として亜人の軍隊を引き連れて人間世界に進軍します。
 三人の「国奪り」は黒王軍に対抗する軍を作るためには、まず漂流者が(人間の)国を奪らなければならないという考え方のもとに行われます。
 
 確かに、どこの誰かも分からない指揮官に、兵卒たちが従っていくことは難しいと思います。

 そういうわけで、この物語は、「もし、歴史上の人物が異世界で合戦するならどんな風になるのか」というドリームの詰まった話です。
 ですが、テーマが戦争および戦略モノという都合上、残酷な描写も多いので、苦手な方は注意して読書してください。

 個人的ないいなあ、と思ったのは、主人公の組み合わせでしょうか。
 三人とも日本の武士(もののふ)で、日本史分け目の戦いに関わっているという共通点があります。

 そして、島津豊久という、今まで日本史上ではあまり有名ではなかった武将を主人公にしているところが面白いです。
 史実を読んでいくと、狂戦士(バーサーカー)としか思えない戦いっぷりが、日本の戦国武士には見られますが、島津氏もなかなかです。
 世界史上の各戦略・戦争史と比較すると、何ぞ?と思うような戦術(教科書には載ってない)が日本史上(特に戦国)には見られます。
 この異世界は各国の偉人が集結するので、彼らが日本のサムライについて驚愕するようなシーンも見られるかもしれません。(あくまで予想です)

 もう一つ、個人的に楽しみなのは、敵方の廃棄物(エンズ)に土方歳三(しかも洋装バージョン)が出ている点でしょうか!
 島津豊久とどんな因縁対決になっていくのか、今後の展開が楽しみです。

 原作のあとがきページを読んでいても、作者の平野耕太さんは歴史好きなんだな、と思います。
 この物語の細かい部分のアレコレは、歴史マニアじゃないとできないものだと思います。
 よって、歴史好きな皆さんはページをめくるたび、様々な箇所ではっ!としてしまうと思います。

 

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