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アートのある暮らし

芸術全般に関して関心を持ったことを書いています。

進撃の巨人を読み直してみて

今週の週末は、やらないといけないことが多かったので、合間のリフレッシュとして進撃の巨人を読み直していました。

月刊誌の長期連載漫画のため、ストーリーが少しずつしか進まないのがもどかしい点ですが、毎回、少しずつ謎が回収されているところがこの漫画の魅力だと思います。

もう一つは、様々なキャラクターが出てくるところでしょうか。私は主人公(エレン)も良いなと思って毎回読んでますが、アルミンと団長(エルヴィン・スミス)が困難を切り開いていくところがかっこいいなと思っています。

既刊は現時点で20巻ですが、今までの中で一番好きなシーンは、7巻の後半です。あまり本編のネタバレをしないように書こうとすると、ざっくりとしか書けないのですが、主人公たちの敵である巨人たちの一つに、<女型の巨人>というのがいまして、7巻あたりはその女型の巨人と調査兵団が戦う話になります。その中で、エレンが女型に奪われてしまって、仲間が取り返すんですが、その流れの中の女型の巨人の行動の描写が個人的に好きです。<奪う時>の表情と<取り返された後>の女型の表情が何か意味深に思えていろいろ想像しちゃうのです。

個人的に見どころだと思うもう一つは、エルヴィン団長の登場から20巻までの全てです(笑) 調査兵団は、軍なので、ストーリーの中では進撃の世界ならではの軍事的戦略が展開されます。その全ては団長であるこの人の指揮によって動いていくのですが、相対する敵(巨人)が多くの謎を含む存在のため、その作戦の一つ一つが厳しい手となっています。つまり、毎回多くの兵が死ぬのです。

7巻で、進撃の巨人の作品の中で名言の一つが、アルミンの口で語られるのですが、まさしく人間性を捨てるに等しい選択に迫られている立場です。

どんな理由付けがあれば、このような地獄に身を置き続ける人物として描くことができるのか?という点について、きっと作者さんは、考えられたと思うのです。「親しい者の仇を取る」という動機づけは、主人公(エレン)が一番強く持っていますから。そして、それについては、調査兵団が皆持っているものでもあります。

では、エルヴィン団長は何のために「団長を続けているのか?」仲間の屍を踏み越えて行かなければならない団長を奮い立たせているものとは?既刊20巻の中に、既に描かれていますが、私はなるほどと思いました。

最終話まで追いかけたい漫画の一つであります。